21世紀のコーヒー

21世紀コーヒーとは?

コーヒーのイデアを追求する

イデアは「真の存在」であり、私たちが普段感覚的に捉えている事象は、「イデアだと信じているもの」という、古代ギリシャの哲学者プラトンによって確立された考え方です。つまり人の数だけコーヒーのイデア(だと信じているもの)が存在し、理想のコーヒーは十人十色だということです。お客様の求めるコーヒーを愚直に追求する、それが弊社の理念です。

また、「コーヒーは飲むもの」という概念も、1つのイデアに過ぎませんから、それ以外の用途も積極的に模索しています。コーヒーを微粉状に粉砕した「ザ・コーヒーパウダー」は、パティスリーやベーカリーで菓子・パン材料の「食用」として、またコーヒーを「染料」として、弊社で牛革をコーヒーで染め、全国の美容師さんのシザーケースとして愛用されています。

私たちは既成概念に捉われず、絶えずコーヒーのイデアを追求する企業であり続けます。

21世紀コーヒーとは?

21世紀コーヒーは20世紀半ばの創業時、「21世紀にも社会から必要とされている企業でありたい」という思いから命名されました。おかげさまで無事21世紀を迎えることができ、今も創業時の思いを大切にコーヒーを生業としております。余談ですが、私の名前(児玉 研)も21画です。

おいしいのに、リーズナブル。

少品種を、長期間に渡り、大量に仕入れることで質、量及び価格における安定供給を実現しています。スペシャルティレベルのコーヒーを高値で仕入れて高値で販売することは誰にでもできますが、スタンダードのおいしいコーヒーを探してリーズナブルな価格で長期間販売するのはかなり難しいです。パッケージを多くの商品で統一したり、少人数のオペレーションにするなど、できる限りコーヒーそのものに経営資源を投下するよう心掛けています。

カフェインレス飲料はおまかせ!

カフェインレスコーヒーの販売を1990年代から開始、現在は単一農園産デカフェコーヒーも直接輸入するノンカフェイン飲料のパイオニアです。カフェイン残留率を0.1%未満(紅茶は0.2%)に抑えると同時においしさも実現しています。妊娠中・授乳中の女性、またカフェインが体質に合わないお客様にご好評をいただいております。

産直コーヒー・フェアトレードの取り組み

パナマのバンビート農園との長期的視野に立った直接取引を通じて、コーヒーの売買にとどまらず、私自身が可能な限り現地に赴き、相互の信頼関係に基づいた栽培・商品開発、価格決定プロセスを構築しています。バンビート農園とは約20年にわたり、毎年、一定数量を農園の言い値で買付けるリアル・フェアトレードを実践しています。

昨日の不可能を今日の可能性に変える会社

常識に捉われず、先入観を持たず、コーヒーに関わる不可能と言われることに、常に挑み続けます。近年は生豆を加工して コーヒーの風味を変える試みを行っています。バレルエイジドはその成果の一環です。